045-904-0081

営業時間/10:00~18:00
定休日/水曜日・日曜日

強制執行のはなし

2025年07月18日

強制執行のはなし

今から約半年前、まだ寒い頃でしたが、賃料を滞納しているお部屋があり、保証会社さんの手続きによって、強制執行をすることになりました。事前に鍵を持って来るように弁護士事務所から連絡があったので鍵を持って弊社の社員と現地に向かいました。

20年以上、この業界にいますが強制執行を実行されるお部屋が出て来るのは初めてでしたので、どんな感じで行われるのか、ドキドキしながら現場に到着。

片付ける業者さんや裁判所の執行官や代行業者さんなど、すごい人数が物件の前に集まってしまったので、通りがかる人は、何か訝しげな感じでこちらを見て行きます。
そして、全員集合したところで、執行官の方?が、いきなり鍵を開錠して、中に入って行きました。
中には人はおらず、ほぼもぬけの殻で、若干の荷物が残っているということで、片付け業者さんたちも、入って行きました。

それに続いて、私と社員も中へ突入。
確かに、ほとんど物は無くなっていて、荒れ果てた部屋を確認しました。
壁に穴が開き、ガラスは破損して、浴室はカビだらけ...
とても、少し前まで人が住んでいたとは思えないレベルの状態でした。  
以前にも夜逃げした貸家がありましたが、その時も部屋に荷物はなかったのですが、壁や室内の状態は酷かったのを思い出しました。

これまでの経験から、恐らく家賃が払えなくなって夜逃げする人や強制執行まで進んでしまう方たちのほとんどは、部屋が荒れていると思われます。家賃が払えなくて、そうなってしまうのか。それとも部屋を綺麗に使えない人だから家賃が払えなくなるのか。どちらが先かは分かりませんが因果関係、関係性はありそうです。 

そして、今回のお部屋はその後リフォーム工事を行いました。
保証会社から原状回復費用を入居者に代わって立て替えてもらえますが、原状回復ガイドラインというものがありますので、全額とはいかず、7割はオーナー様のご負担で工事を行いました。とても大きなご負担となってしまいましたが、リフォーム工事をしないと募集出来ないので、オーナー様にご了解いただき、工事を行いました。

また新たな経験をしましたが、あまり何度も経験したくないエピソードでした。  
↑どうやったら、こうなるんじゃいという状態でした💦